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花園に5階建てオフィスビルが完成・・・・体育堂

 不動産業の椛フ育堂(熊本市西区春日1丁目、木村圭吾社長)が、同区花園1丁目に建設していたオフィス主体のビルが2月末に完成した。総事業費は6億2千万円。
 場所は通称電車通り沿い、熊本トヨタ自動車上熊本店西側。同地では2階建てのテナントビルを運営していたが、2020年に道路拡張工事で土地の一部が収用されたため解体。その後、残地の有効活用を目的にオフィスビルを建設したもの。敷地面積は808u、建物は5階建てで、延べ床面積1620u。ビル名は「HANAZONO」。1階(262u)は店舗やショールーム、クリニックなどの入居を見込む。2〜5階がオフィスでワンフロアの面積は313u。一括もしくは分割でも利用できる。
 ビル内はエレベーターなどで非接触型を採用。セキュリティー面では24時間遠隔監視でき、瞬時に対応できるシステムを導入しており、権限カードとエレベーターが連動し、昇降制御する仕組みを取り入れた。「企業は入居しているフロアしか利用できず、共用部分も権限がないと入れないなど、セキュリティー体制の強化が特徴」(木村社長)と説明する。建物には太陽光発電パネルを設置し、駐車場は敷地内外で約60台を確保する予定。2月末から入居募集を始め、来年1月末までに全フロアの入居完了を目指す。同社が熊本市中央区の代継橋交差点付近で運営する屋外広告「体育堂ビジョン」を活用し入居者の情報をPRするなど、サービス面の向上を図るという。
 木村社長は「県内企業をはじめ、TSMCの熊本進出を背景に県外の半導体関連企業などからも入居の問い合わせがある。街中への交通アクセスが良い立地を生かし、地域における一つのビジネス拠点になるような存在感のあるビルを目指す」と話している。
 同社は1946年創業。県内でテナントビル、レジデンスビル、飲食店などの収益物件を保有している。5階建て規模のオフィスビル建設は今回が初めて。関連会社ではスポーツ用品店やボディケア専門店、ゴルフ練習場を運営している。グループ年商は7億5千万円、社員はパート・アルバイト含め35人。
_くまもと経済 業界NAVI_:2023年4月30日発行 No.503

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