求人倍率は１・３８倍で０・０５ポイント減・・・・１２月県内求人倍率

　熊本県内の１２月の有効求人倍率（季節調整値）は、１・３８倍（九州１・２８、全国１・３５）で、前月比０・０５ポイント減少だった。九州では４番目。正社員の有効求人倍率（原数値）は１・２６倍で、前年同月を０・０８ポイント上回った。熊本労働局まとめ。
　１２月の有効求人数（季節調整値）は、前月比２・３％減の３万８８５６人で、２カ月連続で減少。一方、有効求職者数（同）は前月比１・０％増の２万８０６１人で２カ月連続増加した。
　新規求人数（原数値）は、前年同月比１・８％減の１万３３３１人で、２２カ月ぶりに減少。うち一般フルタイム求人（同）は７・８％減の８５５８人で２２カ月ぶりに減少し、一般パートタイム求人（同）は１１・４％増の４７７３人で２カ月連続で増加した。
　これを主要産業別にみると、運輸業、郵便業（１２・１％増）、卸売業・小売業（１０・３％増）、サービス業（他に分類されないもの）（５・４％増）で増加し、建設業（１４・１％減）、製造業（２５・１％減）、宿泊業・飲食サービス業（１１・６％減）、医療・福祉（１・３％減）で減少した。
　新規求職申込件数（原数値）は、前年同月比６・８％減の３８７３人で、４カ月連続の減少となった。
　うち一般フルタイムは同８・８％減の２４３６人で４カ月連続の減少、一般パートタイムは同３・２％減の１４３７人で４カ月連続の減少。常用求職者（パートを含む）を在職者・離職者の態様別にみると、前年同月比で、在職者は１０・１％減の１１７２人で７カ月連続の減少、離職者は４・５％減の２３７３人で４カ月連続の減少、無業者は９・７％減の３０８人で２カ月ぶりに減少した。
　また離職者のうち、事業主都合離職者は４・１％増の５６１人で２カ月連続の増加、自己都合離職者は７・０％減の１６７２人で、４カ月連続で減少、前職自営などは２４・３％減の５３人で２カ月連続減少した。新規常用求職者（パートを含む）全体では、６・７％減の３８５３人で４カ月連続で減少した。
　安定所別の有効求人倍率順位（原数値）は�@水俣１・９４�A熊本１・７２�B宇城１・６７�C上益城、球磨１・５８�E阿蘇１・５２�F菊池１・４５�G玉名１・３６�H天草１・３３�I八代１・２３。
　九州・沖縄内の順位は�@宮崎１・４１�A佐賀、大分１・４０�C熊本１・３８�D鹿児島１・３６�E福岡１・２５�F長崎１・２２�G沖縄０・９７。