大津町に敷地約２万１千�uの半導体企業向け拠点・・・・エア・ウォーター

　産業用ガスなど手掛けるエア・ウォーター�梶i大阪市、豊田喜久夫代表取締役会長CEO）は来年夏完成を目指し、大津町に半導体関連企業向けのグループ複合事業拠点を新設する。今年６月着工予定で、投資額は非公表。
　ＴＳＭＣの熊本進出に伴い、国内外の半導体関連企業が周辺に集積することが見込まれることから、近隣地に事業所を新設することで、半導体材料需要の獲得を図る。新拠点の敷地面積は約２万１千�u。進出するＴＳＭＣ新工場（ＪＡＳＭ）向けに半導体製造用特殊ガス、特殊ケミカル、基礎化学品などを保管する倉庫を設置。また事務所・メンテナンス棟を設け、ガス精製装置や半導体材料などの製造販売を行うグループ会社が周辺の半導体関連企業向けにサービスを展開する。
　将来的には窒素ガスなどの産業ガス製造プラントを拠点内に建設し、近隣の半導体製造工場などに供給することを検討している。
　エア・ウォーターグループは１月にも、玉名市寺田に低温倉庫を有した物流センターを新設すると発表。青果物流効率化を目的としたもので、投資額は６億１千万円。