不動産アワードで優秀賞を受賞・・・・県賃貸住宅経営者協会

　(一社)熊本県賃貸住宅経営者協会（熊本市中央区辛島町、川口雄一郎会長）は、３月１４日に表彰式が行われた国土交通省が実施する「第１回地域価値を共創する不動産業アワード（不動産・建設経済局長賞）」で安全・安心部門優秀賞を受賞した。
　この制度は、地方公共団体や住民、他業種と共に地域づくりやコミュニティづくりに取り組み、新たな地域価値を共創する不動産業者や不動産管理業者等を表彰するもので、取組の更なる発展を図るとともに、地域価値共創のモデルとして業界団体などと連携して横展開することを目的として昨年秋に国土交通省が創設。第１回の今回は全国から９７件の応募があり、アワード大賞をはじめ、６つの部門で優秀賞、３件の特別賞が選定。県内では同協会のみが受賞した。
　同協会では、熊本地震において複数の不動産業者などと協働で行った被災者支援を契機に「共創」をキーワードとして一般社団法人を設立。少子高齢化や人口減少の進展を見据え、家主・入居者それぞれが良好な関係の中で暮らし続けられる居住環境を目指して、空き家・空室対策セミナーの開催をはじめ、契約書等様式の統一化や業界団体などと連携した大規模災害時の行政事務補助などの活動を展開。災害時の行政協力に長けている点や、災害意識が風化しないよう平時から定期的に発信し、より良い仕組みづくりに取り組み続けていることが高く評価された。同協会には１０社の正会員（不動産管理会社）、約１５００人の家主会員（不動産オーナー）、約８０社の賛助会員（協力業者）がいる。