業界のイメージアップへ協会発足・・・・県内移動販売業５０者

　県内で移動販売事業者を営む５０者は４月１３日、熊本県キッチンカー協会を発足した。
　業界のイメージアップや社会的地位の確立を目的に設立。理事長にはクレープの移動販売事業を手掛けるサニーズ熊本店（益城町）の宮岡保代表が就いた。同日時点の参加申込者数は理事役員を含む約５０者。事務局を�外FFERING PLEASURE（オファーリングプレジャー、熊本市中央区水前寺１丁目）に開設した。
　新型コロナウイルスの感染拡大が影響し、他業種からの新規参入者が増加。それに伴いゴミ処理などマナー違反や反社会的な業者も増え、法令順守やマナーに対する意識向上が課題となっていた。同協会は営業許可証や自動車検査証の写しなど計７点の書類提出を義務付け、入会時の審査を強化。独自のルールをつくり、マナーの浸透も図る。今後、社会貢献活動として移動販売の機動力を生かし、災害時に食料を提供する役割も担う考え。
　同日、熊本市国際交流会館で開いた発足式で宮岡理事長は「まずは当協会内でルールやマナーの共通認識を高めていく。地域に根差し、お客さまから信頼される団体となるよう社会に貢献していきたい」と話した。