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配管観察システム販売に向けて1・5億円の資金調達・・・・CAST

 熊本大学認定ベンチャーの鰍bAST(熊本市中央区黒髪2丁目同大学内、中妻啓社長)は3月31日、リアルテックホールディングス梶i東京都、永田暁彦、丸幸弘代表取締役)が運営するリアルテックファンドと肥銀キャピタル梶i熊本市中央区下通1丁目、横山輝社長)が運営する肥銀ベンチャーファンド、東亜非破壊検査梶i福岡県北九州市、中山祥太郎社長)の第三者割当増資による1億5千万円の資金調達を実施した。
 同社は現在、製油所や大手化学工場を中心に工場配管やタンクなどの厚み変化をモニタリングし、腐食などによる配管やタンクの減肉を検知する「配管減肉モニタリングシステム」のPoC(概念実証)実施を進めている。同システムの本格販売のために防爆規格の認証の取得が必須であることから、今回の調達資金は認証取得に向けた開発および手続きにかかる費用に充てる。また4月、取締役CFOに浦田拓(うらた・ひろし)氏(前・肥銀キャピタル所属)が就任。資金は営業体制拡充を目的とした人材採用にも充てる。
 中妻社長は「配管減肉モニタリングシステムを工場やプラントに広く届けるために事業体制構築や防爆認証取得を進めたい」と話している。
 同社は2019年設立。資本金は9495万5千円。事業内容はセンサーおよび周辺機器・ソフトウエアの研究・開発・製造・販売。社員数は10人。4月に経済産業省九州経済産業局による九州管内の活躍するスタートアップ企業「J-Startup KYUSHU」に選定された。
_くまもと経済 業界NAVI_:2023年6月30日発行 No.505

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