商業施設「ＨＡＢ＠」に新業態ラーメン店・・・・重光産業

　味千ラーメンをチェーン展開する重光産業�梶i菊陽町辛川、重光克昭社長）は、熊本市中央区手取本町に４月２５日開業した商業施設「ＨＡＢ＠（ハブアット）」に同社新業態のラーメン店を出店した。
　店名は「Ajisen World（アジセンワールド）」。同施設２階に出店したもので、店舗面積は１０１�u。総事業費は約５千万円。座席はカウンター８席、テーブル３４席。熊本市中心市街地への出店を計画していた中で、国内外の観光客利用が期待できる星野リゾート運営の「ＯＭＯ５」が上階に入居する同施設への出店を決めた。同施設のコンセプトを踏まえ、新しいジャンルの店に挑戦するという。新店では海外の味千ラーメンで人気が高い商品であるシンガポールのボルケーノラーメン（１１００円）、タイのトムヤムラーメン（９８０円）、中国の麻辣ビーフラーメン（１３００円）を販売。そのほか、味千ラーメンなどのレギュラーメニューも販売する。月商８００万円、６００人の利用を目指す。営業時間は午前１１時〜午後１１時。定休日は元日のみ。スタッフはパート・アルバイト含め６人。
　東純規店長は「県内外や海外のお客さまに熊本に居ながら、世界の味を楽しんでほしい。定期的に新しい商品を取り入れるなど新店舗としてさまざまな工夫をしながら、リピーターの獲得につなげたい」と話している。
　同社は１９６８年創業。資本金は６４５０万円。味千ラーメン１１店舗のほか、別ブランドの飲食店「伝統熊本豚骨伝」、「火の国厨房」、「千のちゃんぽん」、「麺や肉虎」を経営する。６月初旬時点で味千ラーメンはフランチャイズ店を含め国内で６７店、国外で６５９店を展開している。年商は１８億９７４万円。従業員数は１０５人。