丸昭建設女性活躍推進が評価され「えるぼし」認定

　丸昭建設�梶i人吉市西間上町、松村陽一郎社長）は４月、女性活躍推進の取り組みが優秀な企業に与えられる「えるぼし」認定を受けた。県内１２社目。
　同社は時間外労働と休日労働の合計が各月４５時間未満で、正社員に占める女性の割合が１７・２％、管理職のうち女性の割合は２０・７％とともに産業平均値を上回っている点など、５つの評価項目のうち４項目において基準を満たし、２段階目の認定を受けた。６月７日、熊本市西区春日２丁目の熊本労働局（新田峰雄局長）で認定式があり、森博顕専務、犬童了子経営企画部長、新田局長が出席した。
　同認定は２０１６年４月施行の「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」（女性活躍推進法）に基づき、企業が女性の活躍推進の行動計画を策定して届け出を行い、取組実施状況が優良で認定基準を満たした企業に対し、女性の活躍推進企業として厚生労働大臣認定を授与するもの。認定段階は３段階あり、管理職比率や労働時間など５つの評価基準のうち、満たす項目数によって認定段階が決まる。
　森専務は「性別に関係なく実力と資質で見極めた結果、女性の部長や課長が誕生してきた。建設業は男性が多いというイメージを払拭し、女性管理職や女性技術者がさらに活躍できるよう、会社の飛躍を目指して今後も取り組んでいく」とあいさつした。
　同社は１９６２年３月設立、資本金は９７００万円。土木、建築設計、砕石業などを行っている。あさぎり町に事業本部、熊本市中央区帯山に熊本支店、相良村に砕石場がある。従業員は９９人。