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30年度までにカーボンニュートラル目指す・・・・九州FG

 肥後銀行と鹿児島銀行を傘下に置く葛繽Bフィナンシャルグループ(=九州FG、熊本市西区春日1丁目、笠原慶久社長)は3月28日、2030年度までに二酸化炭素(CO2)排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラルを目指すと発表した。
 同社は一昨年6月に両行含めた3者で30年度の排出量について19年度比で30%削減する目標を発表していたが、世界的な脱炭素社会への移行が加速していることを踏まえ、目標を前倒しした。対象を同社および100%出資子会社の両行や九州FG証券梶A九州デジタルソリューションズ梶A九州会計サービス梶A葛繽BみらいCreationに広げ、燃料消費を通じた直接排出、電気・熱などの使用による間接排出でカーボンニュートラルの達成を目指す。取引先のCO2排出量削減や脱炭素化支援も一層強化していきたい考え。
 同社はグループでペーパーレス化の推進や電気自動車(EV)の導入を積極的に進めているほか、両行による植樹活動なども継続、拡大している。今後は再生可能エネルギー事業のプロジェクトチームを発足させ、同事業を展開する計画だという。
 当日、本社で開いた定例会見で笠原社長は「この1年でコスト削減をはじめとした努力がCO2排出量の削減につながっていると感じる。EV導入の比率をアップし、充電機能による災害対応にも努めながら九州内でカーボンニュートラルへの取り組みを加速していきたい」と話している。
_くまもと経済 業界NAVI_:2023年6月30日発行 No.505

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