３次元積層実装産業の実現目指す新組織設立・・・・県と熊本大学

　県（蒲島郁夫知事）と熊本大学（小川久雄学長）は４月１４日、半導体の新技術である３次元積層実装産業の実現に向けた新組織を設立した。
　名称は「くまもと３Ｄ連携コンソーシアム」。設立の目的は半導体関連企業などの同産業への興味醸成、研究開発プロジェクト組成に向けた技術シーズ集約、同産業における新技術の提案。メンバーは半導体関連をはじめとする県内外の企業、団体、金融機関など。運営委員会での承認を経ることで新規入会できる。活動内容は、３次元積層ＬＳＩに関するセミナーや勉強会をはじめ、産官学の交流などの定期開催。会長は熊本大学半導体・デジタル研究教育機構の青柳昌宏卓越教授、副会長には県の内藤美恵統括審議員兼産業振興局長が就いた。
　同大学で開いたキックオフ総会で小川学長は「半導体産業における技術の進歩や人材育成に向けて、関連企業と協力していきたい」と述べ、木村敬副知事が「参加会員の強みを生かし、新技術および新製品が持続的に生まれることを期待している」とあいさつした。