女性活躍推進が評価され「えるぼし」認定・・・・開成工業

　水門設備の製造・施工業の開成工業�梶i熊本市北区植木町石川、�ｺ安正範社長）は、女性活躍推進の取り組みが優秀な企業に与えられる「えるぼし」認定を受け、６月７日に認定式が行われた。県内１１社目。
　同社は時間外労働と休日労働の合計が各月４５時間未満で、正社員に占める女性の割合が１９・１％、管理職のうち女性の割合は８・３％とともに産業平均値を上回り、平均継続勤務年数は女性１６・３２年（男性１５・３２年）など、５つの評価項目のすべての基準を満たし、３段階目の認定を受けた。６月７日、熊本市西区春日２丁目の熊本労働局（新田峰雄局長）で認定式があり、新田局長、�ｺ安社長らが出席した。
　同認定は２０１６年４月施行の「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」（女性活躍推進法）に基づき、企業が女性の活躍推進の行動計画を策定して届け出を行い、取組実施状況が優良で認定基準を満たした企業に対し、女性の活躍推進企業として厚生労働大臣認定を授与するもの。満たす項目数によって３つの認定段階が決まる。
　�ｺ安社長は「従来から性別に関係なく、能力や経験、スキル、仕事への取り組み姿勢を人事評価の選考基準にしている。現在は総務・営業企画・製造管理・施工管理の部署において４人の女性課長がいるが、今後は女性の取締役や執行役員が誕生するよう、認定を機に働き方改革をさらに進め、男女問わず活躍できる職場を目指したい」とあいさつした。
　同社は１９７４（昭和４９）年８月設立、資本金は６千万円。河川・ダム・田などの水門設備の開発・設計・製造・施工・メンテナンスを行っている。拠点は、福岡市、鹿児島市、沖縄県浦添市、広島市、松山市、神戸市、千葉県佐倉市にあり、従業員は１６５人。