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女性活躍推進が評価され「えるぼし」認定・・・・くまもと県北病院

 地方独立行政法人くまもと県北病院(玉名市玉名、山下康行理事長)は4月、女性活躍推進の取り組みが優秀な法人に与えられる「えるぼし」認定を受けた。県内13法人目。
 同院は時間外労働と休日労働の合計が各月すべて45時間未満で、正職員に占める女性の割合は73・1%(医療職74・4%・医療職外60・7%)。管理職のうち女性の割合は54・5%。平均勤続年数は医療職の女性正職員が11・6年(男性10・9年)、医療職外の女性正職員は14・4年(男性10・6年)となっている。5つの評価項目のうちすべての項目で基準を満たし、3段階目の認定を受けた。6月8日、熊本市西区春日2丁目の熊本労働局(新田峰雄局長)で認定式があり、新田局長、山下理事長らが出席した。
 同認定は2016年4月施行の「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(女性活躍推進法)に基づき、企業が女性の活躍推進の行動計画を策定して届け出を行い、取組実施状況が優良で認定基準を満たした企業に対し、女性の活躍推進企業として厚生労働大臣認定を授与するもの。認定段階は3段階あり、管理職比率や労働時間など5つの評価基準のうち、満たす項目数によって認定段階が決まる。
 山下理事長は「職員全体の半数近くが看護師でそのうち9割は女性。近年は医師も半数近くが女性で、女性の労働環境をさらに改善して長く働けるよう取り組みを進めている」とあいさつした。
 同院は公立玉名中央病院と玉名郡市医師会立玉名地域保健医療センターが経営統合して2021年3月に開院。職員数は840人。
_くまもと経済 業界NAVI_:2023年7月30日発行 No.506

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