美しく歩く街づくりプロジェクト」を開始・・・・メディメッセ桜十字

　医療法人桜十字（熊本市南区御幸木部１丁目、倉津純一理事長・院長）の関連事業所、メディメッセ桜十字（同市中央区平成３丁目）は５月８日から「美しく歩く街づくりプロジェクト」を実施した。
　日常生活動作である歩行を改善することで、生活習慣病や認知症の予防も含めた健康寿命の延伸を目的に計画。対象となる４０〜７４歳の参加者１５０人に対し、１２週間にわたって歩行指導を行った。
　同プログラムは一般社団法人COCOONLAB．（コクーンラボ）所長の宇宿（うすく）功市郎博士が考案。初回の時に血液検査を含む健康診断や体組成測定、脳機能チェックなど、参加者の健康状態を検査する。その後、体の動きを電子データに変換できるＡＩモーションキャプチャーを使用し、歩行状態を分析。そのデータをもとに理学療法士らが歩行姿勢を指導する。また、最初の１カ月間は、２週間ごとに歩き方を指導する。
　那須一欽メディメッセ事業部長は「血圧が上がらない程度に歩行すると脳にある海馬の体積が増えるという研究報告もあり、記憶力の向上が見込める。今後のビジョンとして、ブレインヘルスケア（＝脳の健康づくり）と共に、地域を行き交う人びと誰もが美しく歩いている街づくりと、いつまでも歩き続けられる健康づくりのモデルを構築していきたい」と話した。