香港の学生ボランティアが農業支援・・・・熊本ＹＭＣＡ

　(公財)熊本ＹＭＣＡ（熊本市中央区段山本町、光永尚生理事長）は７月７日から１２日まで香港理工大学の学生ら２７人のボランティアを受け入れ、農業支援などを行った。
　熊本地震後から復興支援の一環として、海外や県外からのボランティア受入れを実施しているもの。今回は香港中華ＹＭＣＡと熊本ＹＭＣＡが窓口となり、阿蘇市の農家の農業支援のほか、子どもたちや熊本の学生たちとの交流を行った。
　村上農園（阿蘇市内牧）の村上勝徳さんは「地震や水害もあり、人手も不足している中、こうした支えをとてもありがたく感じている。これまで香港ＹＭＣＡと台湾ＹＭＣＡからボランティアに来てくれた学生が卒業してからも訪問してくれたことがあり大変感激した」などと話した。
　また、ボランティア一行は熊本ＹＭＣＡ学院ホテル観光科の学生たちによる案内で熊本城を訪れ、言葉の制約を超えて、気持ちが通じる交流の時間を共有するとともに、熊本を世界に発信する機会を体験した。
　熊本ＹＭＣＡ学院の中村賢次郎校長は、「熊本県は海外との交流がさらに活発になること予想されるが、こうした若者たちの交流、地元の人との交流が両国の友好につながることを願っている」と話している。