松木産業の全個人株主の株式を取得し子会社化・・・・ＡＲＬＳホールディングス

　総合物流サービス業のＡＲＬＳホールディングス�梶i八代市毘舎丸町・松木喜一社長）は７月１日付で、松木産業�梶i同・松木一史社長）の発行済株式の７５％に当たる全個人株主株式を取得した。
　株式交付制度によるもの。これにより松木産業�鰍ﾍ株主構成で、ＡＲＬＳホールディングス�鰍V５％、日本製紙�鰍Q５％となり、ＡＲＬＳホールディングス�鰍ﾌ事業子会社となった。

ＫＭＩの支援要請受け、同ＨＤグループ傘下へ

　またＡＲＬＳホールディングス�鰍ﾍ、ロイヤル・カリビアン・クルーズ社に地元食材などを提供する専門商社�鰍jＭＩ（八代市袋町・宮㟢浩二社長）からの経営支援を応諾。同社を１００％完全子会社化し、事業を承継した。
　�鰍jＭＩは、２０１７年９月、八代市の有志が出資し、�階UMAMOTO MARINE.INCとして設立。当時、増加傾向にあった八代港に寄港する大型旅客船向けの船食卸をメイン業に事業を展開。その後商号を�鰍jＭＩに変更、２年後の２０１９年８月期売上高は約７５００万円を計上するなどクルーズ船寄港の増加と共に業績も進展したが、コロナウイルス感染症まん延と共に入港船が途絶。従業員も解雇せざるを得なくなり、約３年間にわたって「休眠状態」に陥っていた。今年５月、コロナウイルス感染症の５類移行を受け、八代港にクルーズ船の入港計画が発表されるなど明るい兆しが出てきたことから、事業再開に向け、ＡＲＬＳホールディングス�鰍ﾉ対し、宮�ｱ社長ら株主から経営支援が要請されていた。
　ＫＭＩは７月からの本格稼働を前に社名をＫＭＩ�鰍ﾉ変更し、本社を八代市毘舎丸町１番３号に移転するとともに、宮�ｱ社長を除く役員は退任しアドバイザーに就いた。また新役員にホールディングスグループから���ｱ正氏が副社長として就任、新体制で対応する。
　ＡＲＬＳホールディングス�鰍�含む松木グループの松木喜一代表は、「（ＫＭＩの取り組みによって）八代の特性を生かした、将来性のあるニュービジネス業が芽生えつつある。当グループもとより八代地域を挙げてサポートし育てていきたい」、またＫＭＩ�鰍ﾌ宮㟢社長は「松木グループの一員として、主力の物流サービスのノウハウを利活用し、新たに人流サービスへの船食供給業としてグループ価値の向上に貢献していきたい」と述べた。