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菊陽町に半導体露光装置のサポートオフィス・・・・ASMLジャパン

 オランダ・フェルトホーフェンに本社を置く世界最大の半導体露光装置メーカーASML(エーエスエムエル)の日本法人ASMLジャパン梶i東京都品川区北品川4丁目、藤原祥二郎社長)は、半導体メーカー台湾積体電路製造(TSMC)の生産子会社JASMが菊陽町に建設している新工場に露光装置を導入するのに伴い、同町にサポートオフィスを開設する。
 同社はソニーセミコンダクタマニュファクチャリング梶i同町原水)にASMLの半導体露光装置を導入しており、そのサポートを目的に約20年前に益城町のテクノリサーチパーク内に熊本事務所を開設。今回のサポートオフィス開設は、TSMCの生産子会社であるJASMの新工場に同装置を導入するのに伴い、サポート人員の増強のためにスペースの拡張が必要と判断し、同町に新たな事務所を開設し、益城町から移設するもの。場所は同町津久礼のサンリーカリーノ菊陽3階。フロア面積は約800u。現在、フロアを改装中で、9月に開所する予定。人員の配置計画は熊本事務所の責任者を務める野口喜浩サイトマネージャー以下、40人前後になる見込みで、益城町の事務所に在籍する10人の社員に加え、台湾などの海外を含め、国内の拠点から異動する社員と新規採用で約30人を増員し、それに出張者を加えた人員体制でスタートさせる予定という。
 同社は2001年12月設立。日本市場におけるマーケティングをはじめ、装置の販売、納入、設置から導入後の稼働状況の管理、保守・メンテナンスに至るサポート業務を担っている。22年12月期の売上高は前期比2・36倍の1209億6200万円。従業員数は約400人で、17カ国の従業員が在籍している。国内には8拠点があり、九州では熊本、長崎、大分に事務所がある。
 藤原社長は「熊本ではJASMがスマホや自動運転の『頭脳』を担うロジック半導体、ソニーはCMOS(シーモス)イメージセンサーを生産され、長期的にも大きな成長が期待されている。そういう意味からも熊本の半導体市場はさらなる成長路線が描けると期待している」と話している。
_くまもと経済 業界NAVI_:2023年8月30日発行 No.507

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