八代市鏡町に看護小規模多機能型居宅介護をオープン・・・・セントケア九州

　在宅介護のセントケア九州�梶i熊本市中央区十禅寺１丁目、東善郎社長）は１０月１日、八代市萩原町１丁目のデイサービスを事業移転し、同市鏡町下有佐に看護小規模多機能型居宅介護として移転オープンする。総事業費は１億２千万円。
　萩原町の同地がハザードマップ上で水害の恐れがある地域であったため、移転。名称は「セントケア看護小規模八代」。場所はＪＲ有佐駅北側、県道１５６号線沿い、中華料理栄光苑の東隣り。建物は鉄骨平屋建て、敷地面積は１６８８・９�u、床面積は３１９・８�u。フロア構成は、通所スペース、宿泊室７室、食堂、一般浴室、機械浴室など。全国に拠点を持つ同社グループは昨年からSDGs対応の施設を建設しており、九州圏内では今回が初。太陽光パネルや換気機能付きのエアコン、Ｖ２Ｈ（車に蓄えた電気を建物へ供給する仕組み）のスタンドを備えるほか、壁や手すりに抗ウイルス剤加工を施している。同施設は通所、宿泊、訪問それぞれのサービスを同じスタッフが一貫して行う点や、１日２人の看護師配置があり、医療ニーズの高い利用者の対応ができる点が特徴。氷川町宮原の訪問看護事業「セントケア訪問看護ステーション八代」も同事務所に移転集約する。スタッフは看護師含めて約２０人。看護小規模多機能型居宅介護の登録人数は２９人、通所は１日あたり１８人まで対応する。７月から医療機関やケアマネージャー、利用希望者などを対象に内覧会を実施している。
　同社は「医療依存度が高い人などさまざまな状況の人に対応可能。介護レベルが中重度の人でも介護施設に入所せずとも在宅生活ができる環境をつくりたい」と話している。
　同社は２００７年１２月設立、従業員数１０５３人。事業所数は熊本県内の１０事業所を含め、福岡、佐賀、長崎、大分、宮崎、鹿児島で合計７７カ所を運営している。