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日本財団職親プロジェクト熊本支部を発足・・・・アウトリーチプロジェクト

 障がい者の就労継続支援などを行う(一社)アウトリーチプロジェクト(熊本市東区江津一丁目、宮下武代表理事)は、刑務所や少年院を出所した人たちの雇用先を確保し、自立更生を促す「日本財団職親プロジェクト九州」の熊本支部を発足した。
 このプロジェクトは2013年から日本財団が取り組む支援プログラムで支部の発足は全国で10番目。熊本支部には県内の企業など27団体が元受刑者らの雇用に協力する協力雇用主として参加。
 同プロジェクトでは、さまざまな職業訓練を行うことで利用者に合った職種とのマッチングを行い、本人に合った職種に定着してもらうことで、収入の安定を図る。また、同支部では独自の取り組みとして住まいの提供も行う。出所後の再犯の大きな理由である「帰住先がない」という問題を解決し、再犯率の低下を目指す。
 宮下支部長は「会員数と業種を増やし職業選択が出来るようにすることを目指している。出所者だからという理由で断らず、本人と向き合い更生の手助けをしてくれる企業の協力雇用主登録と職親プロジェクトへの参加をお願いしたい」と話した。
 協力雇用主の登録は無料。求職者を雇用した企業には国の支援制度より初年度48万円、また二年次には24万円の合計60万円を支給。職親プロジェクト参加企業には日本財団から毎年一社30万円の経費補助や出所者への奨学金「就労準備費奨励金」30万円が用意される。
_くまもと経済 業界NAVI_:2023年8月30日発行 No.507

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