県内平均賃上げは１万８９４円・・・・連合熊本

　連合熊本（熊本市中央区九品寺１丁目、友田孝行会長）は６月７日、２０２３年春季生活闘争の第３回目の賃上げ回答集計結果（６月５日現在）を発表した。県内６８の労働組合（組合員数２万３６２人）が答えた。
　県全体の平均賃上げ額（定期昇給分を含む）は昨年同期比５１４９円プラスの１万８９４円で、組合員数３００人未満の中小労働組合では同比２５４０円プラスの７３０８円となった。一方、３００人以上の労働組合では同比５８２０円プラスの１万２１７６円だった。
　また賃上げ分が明確に分かる６２組合（１万９６４８人）では、定期昇給分を除く賃上げ額は５２９５円プラスの７１４４円だった。このうち組合員数３００人未満の４２組合（４９６８人）では同比２５６１円プラスの４１８０円、組合員数３００人以上の２０組合（１万４６８０人）では同比６２１７円プラスの８１４７円だった。
　また全国４４７５組合（２７２万９７２８人）の定期昇給分を含む賃上げ額は同比４７５８円プラスの１万８０７円で、賃上げ率は３・６６％だった。
　連合熊本は「第３回目の集計ではあるが依然として１万円を超える賃上げ状況であり、２９年ぶりの水準となっている。中小組合でも賃上げ率は３％を超える水準で、熊本においても賃上げの流れが引き継がれている」とまとめている。