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教員の志願倍率は2倍下回る1・9倍・・・・熊本市教育委員会

 熊本市教育委員会が6月7日に発表した「令和6年度(2024年度)熊本市立学校教員採用選考試験志願状況」によると、平均志願倍率は前年を0・8ポイント下回る1・9倍だった。2倍を下回り、過去最低。教員のなり手不足が課題として浮上した。7月9日に1次試験を実施する。
 志願者数は昨年の735人に対し、120人少ない615人だった。校種・職種別で見ると、「小学校教諭等」の特別支援教育推進が前年から1・5ポイント減少した0・6倍となり、定員割れした。また、「中学校・高等学校教諭等」の特別支援教育推進は1・1倍で、前年から0・8ポイント減少した。
 同市教委は「定年退職を迎える教員の増加に加え、教える教科数が増えたので採用数を増やしてきた。しかし、志願者数は減少し、志望倍率は2倍を切ってしまった。今後、教育課程を受講している学生を中心に、学校での仕事を体験してもらう機会を増やし、志望動機に結び付けていきたい」と話した。
 校種・職種別の志願倍率の内容は以下の通り。幼稚園教諭等が5・5倍(前年比1・5ポイント減)、小学校教諭等は1・3倍(同0・5ポイント減)、中学校・高等学校教諭等が2・3倍(同1・5ポイント減)、高等学校教諭等が3・5倍(同1・8ポイント減)。そのほか、養護教諭は8・8倍(変更なし)、栄養教諭は6・3倍(同3・7ポイント減)。
_くまもと経済 業界NAVI_:2023年8月30日発行 No.507

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