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入社後の不安は「会社での人間関係」が上昇・・・・熊本商工会議所

 熊本商工会議所(熊本市中央区横紺屋町)が実施した2023年度新入社員意識調査によると、入社後の不安について、2番目に回答の多かった「会社での人間関係」が52・6%となり、「ビジネスマナー・常識」と順位を入れ替えた。
 この調査は同会議所主催の新入社員合同入社式・研修会の参加者および熊本市内企業の新入社員を対象に調査したもので、456人が回答。回答率は87・0%。トップは「自分の能力・スキル」の70・8%で、昨年と同順位だった。男女別は、「会社での人間関係」で女性が前年比11・4%増の57・4%。学歴別でも専門学校・高専・短大卒の男性が19・2ポイント、大学卒の女性が18・5ポイント上昇した。
 会社に望むことは「十分な指導・教育」が64・3%と昨年から引き続きトップ。次いで「適正な労働時間・休暇の確保」が48・5%だった。男女別では「適正な労働時間・休暇の確保」で女性が前年から9・0ポイント上昇。特に高校卒の女性の上り幅が大きく、21・3ポイント上昇した。
 県内企業に就職した理由については「熊本で働きたい」が60・7%、次いで「実家から通える」が29・2%。3番目の「志望企業である」は前年から9・5ポイント上昇し、25・2%だった。
 入社の決め手については「企業イメージ・雰囲気」が58・3%とトップ。「業種・事業内容」は34・6%で2番目となったが、前年から6・5ポイント減少。特に専門学校・高専・短大卒が20・7ポイント減少し、マイナス幅を広げた。一方、男女別は「活躍できる環境」で男性が9・0ポイント上昇した。
 仕事を行う上で重視することは「やりがいを感じたい」が44・5%。次いで「成長したい」が33・3%、「たくさん稼ぎたい」が12・5%だった。男女別では、「やりがいを感じたい」が男性の38・0%に対し、女性が52・5%となり14・5ポイントの差をつけた。
 入社後の自分の将来については「管理職に就きたい」が34・2%、「役員になりたい」が21・7%。男女別のトップは、男性が「管理職に就きたい」(43・8%)だったのに対し、女性が「出産や育児を機に働き方を検討する」(40・7%)となった。
 生活で重視することは「プライベート」が「仕事」を10・6ポイント上回る55・3%となり、7年連続で同じ傾向が続いた。
 また、「理想の上司を有名人に例えると」の設問に対しては水ト麻美(昨年7位)がトップで、以下明石家さんま、栗山英樹と続いた。男女別は男性が栗山英樹、イチロー、明石家さんまの順で、女性は水ト麻美、志村けん、マツコ・デラックスの順。
_くまもと経済 業界NAVI_:2023年8月30日発行 No.507

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