原水工業団地の第２テクニカルセンターが完成・・・・ナカヤマ精密

　精密金型工具などの設計・開発・製造販売を行うナカヤマ精密�梶i本社＝大阪市淀川区、中山愼一社長）が昨年１０月から原水工業団地（菊陽町原水）で行っていた製造拠点・テクニカルセンターの増設工事が、８月に完成した。
　名称は「第２テクニカルセンター」。半導体製造装置に対するニーズの高まりなどに対応するため、ＢＣＰ対策も兼ねてテクニカルセンター隣接地（約１万２千�u）に増設した。第２テクニカルセンターの建築面積は約２９３０�u、鉄骨造り一部２階建て、延べ床面積約３４７０�u。新工場では従来よりも大型の加工にも対応するほか、１０月に金型部品の耐久性を高めるコーティング炉などの特殊加工設備を導入し、来年をめどにこれまで外注していた部品の一部内製化と高付加価値化を図る。投資額は土地取得、建屋建築、設備導入など含めて約１８億円。
　中山社長は「テクニカルセンターと西原村の熊本工場から機械を移したことで各工場にスペースの余裕ができた。完成と共に機械を導入しているが、今後も準備設備を充実させて製造力の強化と技術力の向上を図りたい。第二テクニカルセンター完成でその基礎ができた」と話している。