荒尾市に投資額７億円の電線製造工場・・・・第一電材

　電線・ケーブル製造などの第一電材�梶i東京都、梅澤拓也社長）と子会社である第一電材エレクトロニクス�梶i秋田県、同社長）は来年８月、荒尾市に熊本工場を開設する。投資金額は７億円。８月２８日、荒尾市役所で同市と立地協定を締結した。
　敷地面積は約１万２千�uに２階建ての工場を建設する。延べ床面積は２千�u。第一電材エレクトロニクスは電線やケーブルの加工品製造を専門としており、主な顧客は医療用機器や半導体製造装置といった先端機器メーカー。台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）も顧客のひとつだという。旺盛な半導体需要に対応するため、工場新設を決めた。県内の半導体メーカー向けの製品を製造する予定。
　昨年７月、両社は山鹿市と立地協定を締結し、同市久原に敷地面積６７３９�uの工場新設を計画していたが、工場の拡張しやすい土地が確保できる荒尾市へ建設地を変更した。山鹿市でも準備室の土地を買い上げ、製品を製造するという。