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熊本工場の飲料生産ラインに最新設備を導入・・・・JA熊本果実連

 JA熊本果実連(熊本市東区小山町、橋本明利会長)は、熊本工場(同地)の国産果実・野菜飲料生産ラインを更新。9月13日に稼働した。
 今回新たに導入したのは200ml入り紙パック容器飲料の生産ラインで、「国際的な品質規格に従った設備の構築」、「果樹・野菜生産者の所得工場および消費者ニーズに寄与する」、「検査機器の充実と能力工場」を目的に、国の「令和4年度強い農業づくり交付金」を活用して整備を進めていたもの。新ラインは、1時間あたり2万4千パックと世界一の能力を持つ高速充填機を導入しているほか、高品質化のために3Dカメラを搭載した外観検査機やストロー装着の有無と正しく装着されたかを測定する検査機、X線による異物混入検査装置などを国内で初めて高速生産設備向けに導入した。さらに、機器トラブルが発生した際に、トラブル箇所以外の機械を止めずに生産できるよう、らせんコンベア内に最大5分間分2100パックを貯めるアキュームレーター設備も備えている。同会ではこれまで200ml入り飲料をラインあたり生産能力7千パック/時のライン3本で生産していたが、人員配置などの効率化も図られたという。事業費は国の補助金5億7千万円を含む11億4千万円。
 橋本会長は「本会は国消国産を推進しており、高品質な国産果実・野菜を活用した健康志向に対応する国産飲料の製造拠点として整備した。世界一の高速充填機に加え、安全性に配慮したX線検査機を搭載するなど、国内外の市場開拓だけでなく海外展開まで視野に入れた設備。今後も自社製品の販売拡大と取引先との強固な信頼関係構築を図り、生産者の農業経営の安定化と地域社会への貢献を図っていく」と話している。
_くまもと経済 業界NAVI_:2023年11月30日発行 No.510

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