熊本事業所内に３棟目の半導体製造装置工場・・・・荏原製作所

　�渇`原製作所（東京都、浅見正男社長）は南関町の熊本事業所に３棟目の半導体製造装置製造工場を建設する。来年１２月末の完成を目指す。投資額は非公表。
　既存棟に接続する位置に４階建て工場を建設。建築面積は７７００�u、延べ床面積は１万９４００�u。数百人の新規雇用を見込む。製造ラインを増やすほか、ＤＸ化で物流施設の省力化・効率化を図り、生産量は現状の約１・５倍に増加する予定。同社は半導体ウエハーの表面を研磨し、平坦化する「ＣＭＰ装置」を製造しており、世界シェア第２位を誇る。半導体需要の拡大に対応するため、新棟建設と関連施設増設を行い、生産量拡大を行う。
　浅見社長は「需要に確実に応え業界を支えるため工場増設が不可欠だと判断。今回の増設で精密電子事業をさらに発展させたい。南関町や県民にもお願いし、世界の半導体を支えたい」と話している。