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長嶺東2丁目に西日本最大の住宅型有料老人ホーム・・・・ケンプロ

 介護事業の潟Pンプロ(熊本市北区鶴羽田2丁目、中野茂代表取締役)は、同市東区長嶺東2丁目に住宅型有料老人ホーム「メディケア癒やし長嶺東」を建設している。居室数は315床で西日本最大となる。24年9月の完成予定。総事業費は約27億円。
 場所は八反田団地北東側。敷地面積約5千u、鉄筋コンクリート造り一部5階建て、建築面積1650u、延べ床面積約7500u。鰍randK(国中優治社長)が運営する住宅型有料老人ホーム「メディケア癒やし京町台」(同市西区津浦町、210床)と同じスキームの施設。特徴として、介護職スタッフの9割以上を看護師や理学療法士・作業療法士など医療専門職が占め、おむつ交換や食事介助などに加え、人工呼吸器やたん吸引などに対応し、重度者を積極的に受け入れるという。看取りにも対応し、専用室を設け、同様のスキームの京町台ではコロナ禍でも感染防止ルールの下、家族立ち会いで100件以上の看取りの実績がある。オープン後は半年に1フロアのペースで順次稼働する。最終的なスタッフ数は130人程度を予定している。また、重度者は共有スペースの使用も少なく医療保険による栄養摂取のケースが多くなるため、共益費と食費を介護度が重くなるにつれて安くなるよう設定する。
 また、業務のオペレーションや労務管理をDX化する点も特徴。スタッフ全員が専用アプリの入ったスマートフォンを持ち、施設内に人の動きを検知するセンサーを設置、入居者が転倒した際に全員に通知し、すぐに駆けつけることができるようにするという。睡眠の質もチェックできるため、入居者それぞれの眠りの浅い時間に効率的におむつ交換ができるようになるなど、入居者とスタッフ両者の負担軽減を図る。また、AIで解析していくことで転倒を未然に防ぐなど精度を高めていくという。スタッフの人事考課などにも活用する。
 中野代表取締役は「入居者やご家族にとって安い費用で医療専門職による手厚いケアが得られる。315床という数字は、平均年収を介護職の平均額より100万円以上高く設定するため。京町台では平均年齢が30歳代前半と若く、女性や若者が働きたいと思える職場にし、介護業界の新たなモデルづくりに貢献していきたい」と話している。
_くまもと経済 業界NAVI_:2023年12月30日発行 No.511

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