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新工場建設で配管加工能力2倍に・・・・出田産業

 建設・機械器具設置工事業の出田産業梶i熊本市東区戸島町、出田広大社長)は同社敷地内に配管加工の第3工場を建設し、10月に稼働を開始した。
 現工場の北側隣接地に建設。鉄骨造り平屋建てで、建設面積は1200u。工場内であらかじめ組み立てる「プレハブ加工」に特化しており、人員不足が課題となっている建設現場での作業工程や危険作業を減らすことができるのが特徴。また大口径の鉄配管用バーリングマシン(配管の接続部の加工を行う機械)を導入し、TSMCなど半導体関連企業の建設工事に伴う需要増に対応する。配管製作の一部工程を自動化するための設備も入れる。新工場の建設により同社の配管加工能力はこれまでの2倍になると見込んでいる。
 同社は「新工場の天井クレーンにより、今まで対応できなかった重量物も扱えるようになった。今回の半導体関連企業進出で得た経験を基にさらなる生産力強化を図りたい」と話している。

商工中金がPIF実行で2億円融資

 また商工中金(東京都、関根正裕社長)は9月22日、出田産業に工場新設に必要な資金2億円を融資したことを発表した。
 同融資は企業活動が社会全体に与える影響などを評価し、企業の社会的価値や働き手の幸せ、経済的価値を高めていくことを企図した伴走支援型融資である「ポジティブ・インパクト・ファイナンス(PIF)」を適用。商工中金は現地訪問や出田社長との対話を通じた事業性評価を行い、同社の事業内容や地域への貢献、与える社会への影響などをまとめた評価書を作成。鋼管のユニット化による施工現場の作業負担軽減や人材育成、ステンレス配管の普及などを通じて、一層の成長を図り、経営の持続可能性向上などの実現を目指すという。
_くまもと経済 業界NAVI_:2023年12月30日発行 No.511

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