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甲佐町の木質バイオ発電所が本格稼働・・・・熊本クリーンエナジー

 バイオマス発電事業の褐F本クリーンエナジー(宇土市松山町、柴田正樹社長)が甲佐町西寒野で建設していた木質バイオマス発電所「熊本バイオマス発電所」が完成し、12月から本格稼働を開始した。投資額は約20億円。
 場所は国道443号沿い、土佐屋コンクリート工業轄b佐工場北東側の採石場跡地。敷地面積は約1万u。ボイラー・タービン建屋、木質チップ置き場などを建設し、建屋の総床面積は約2千u。主に県内の山林の残材・間伐材など未利用木材からなる木質チップを燃料とし、1990kW/hの発電を行う。年間発電量は1万6千MWで、一般家庭3700世帯に相当する。1日24時間稼働し、点検日を除き年間330日稼働予定。年間で5億6千万円の売電収入を見込む。従業員は中島智二郎所長含め約10人。
 燃焼開始前に安全を祈願して行う火入れ式を10月31日に開き、柴田社長、甲斐高士甲佐町長ら100人が出席。柴田社長は「この発電所は循環型社会の実現に向けての第一歩であり、事業を通し、衰退している林業の振興、過疎化する地方・地域経済の活力源となるよう貢献していく」とあいさつした。
 同社は総合解体・廃棄物処理運搬・木くず中間処理業の汲bSネットワーク(宇土市、柴田真美社長)がFIT(固定価格買取制度)を利用した発電事業計画のもと、バイオマス発電事業に参入する目的で2019年に設立。グループ企業で林業、伐採・木材運搬業、バイオマス燃料・紙・ボード用原料としてチップ化するリサイクル事業、原木市場運営・立木販売業、投資事業などを行っている。グループの売上高は約12億円、従業員は約70人。
_くまもと経済 業界NAVI_:2024年1月30日発行 No.512

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