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「滑り免振」構造で特許を取得・・・・和久田建設

 総合建設業の和久田建設梶i八代市迎町、和久田数臣社長)は9月15日、同社のRC住宅に採用している「滑り免振」構造が特許を取得した。
 同社が特許を取得したのは、低重心非静止型滑り免振構造で、地盤と建物の基礎を固定しないことで、横揺れの地震が起きた際に、建物がズレ、倒壊などの被害を軽減するというもの。同社では、熊本地震をきっかけに、災害に強いコンクリート住宅ブランド「堅蔵(けんぞう)RCキュービック住宅」を開発する中で、新しい免振構造として「滑り免振」構造を考案。2019年4月に特許を出願していた。また今回特許を取得した「滑り免震」構造を採用した「堅蔵(けんぞう)RCキュービック住宅」は八代市内に10棟を建設。福岡大学と共同で実物大を使った免振技術の実証実験を行っており、50トンの力が働く震度7で滑り≠ェ発生する結果が得られているという。同社では戸建住宅を中心に、特許を取得した免震構造を採用した建物として新たな展開も検討していくという。
 9月21日に八代市役所を訪れた和久田社長は「当社にとっても史上初の特許取得に驚いている。特許を取得した免振構造を災害に強い建物づくりに生かしていきたい」と語り、中村博生八代市長に特許取得を報告した。
_くまもと経済 業界NAVI_:2024年1月30日発行 No.512

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