４４億円かけ益城町に半導体向け製品工場移転・・・・淀川ヒューテック

　淀川ヒューテック�梶i大阪府、小川克己社長）は２０２５年３月、益城町に半導体製造装置などの樹脂製品加工製造工場を新設する。合志市の現工場を移転。投資金額は４４億円。１１月２８日、熊本県庁で同町と立地協定を締結した。
　県営工業団地「臨空テクノパーク」内の敷地３万４５�uに鉄骨造り２階建て、延べ床面積約９千�uの新工場を建設する。現工場に比べ床面積は６倍。同社は半導体向けを中心としたフッ素樹脂製品を製造。熊本工場ではチューブ加工品・タンク加工品を製造している。新工場では既存製品の生産量を２倍以上に高める。また将来的には半導体市場向け製品のさらなる拡張や車載用リチウム電池用ガスケットの生産も計画しているという。従業員は５０人ほど増やし、１００人体制にする。
　小川社長は「半導体市場は２２年度に比べ２５年では１・５倍の市場になると言われており、顧客の増産要請に対応するため設備を充実させる。太陽光パネル設置など環境にも配慮し、地域の方々や従業員にとって快適な工場を目指したい」と話している。