ＪＲ熊本白川ビルに熊本オフィスを開設・・・・東京スター銀行

　台湾の大手金融グループ中國信託商業銀行の経営傘下である東京スター銀行（東京都港区、伊藤武代表執行役頭取）は１２月１８日、熊本市西区春日３丁目に熊本オフィスを開設した。台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）の熊本進出に向けて、同行グループのネットワークを活用して台湾企業や半導体業界向けのサービスを強化する。
　熊本オフィスは同町のＪＲ熊本白川ビル５階に開設。中国語（台湾語）、英語、日本語のいずれの言語でも対応できる体制（少人数）を整えるとしており、多言語化に対応したホームページも開設する。ＴＳＭＣを含む台湾企業の駐在員向けに預金口座の開設や住宅ローンといった金融サービス、不動産投資サポートなどを提供する。さらに台湾企業に対する熊本・九州への進出支援や進出後の法人向けサービス、九州の中堅・中小企業に対する台湾などへの進出なども支援する。１８日には、熊本オフィス開所式。日台ビジネス連携セミナーも開催した。
　東京スター銀行は、東京相和銀行が前身で、２０１４（平成２６）年に中國信託商業銀行の経営傘下に入っている。関東を中心に関西にも店舗を展開しており、九州では２１年に福岡支店が梅田支店（大阪市）の店舗内店舗に移転して以来は存在しておらず、実質的な拠点は熊本オフィスのみとなる。