トップ 経済ニュース
経済ニュースEconomic News
熊本に特化した転職支援サービス、求人情報 | リージョナルキャリア熊本

外来心臓リハ導入率向上のCFが目標金額達成・・・・熊大病院循環器内科

 熊本大学病院循環器内科(辻田賢一教授)が、外来心臓リハビリテーション導入率日本一を目指して実施していたクラウドファンディング(CF)の募集期間が終了、当初の目標金額600万円を大きく超え1431万2千円を達成した。
 心臓リハビリテーション(以下、心リハ)とは、心臓病の再発や再入院を予防することを目指して行う総合的活動プログラムで、心リハを開設するための要件の一つである心臓リハビリテーション指導士(以下、指導士)の配置がハードルとなり、県内の心リハ導入は全国平均より低い3%となっている。今回のCFは指導士を増やすことを目的に12月4日にプロジェクトを開始。同20日に600万円を達成したことから、ネクストゴール(第二の目標金額)として1千万円を設定し、1月18日に達成、1500万円のサードゴール(第三の目標)を目指してクラウドファンディングを継続していたもの。寄付は理学療法士などが指導士や上級指導士を取得するための受講料や受験料、旅費の支援に加え、急性期入院中の患者に対する説明資料やセルフモニタリング資料の作成費、全県からのデータ収集・解析費、心リハ関連の学会発表などの支援に充てられる。
 今回のCFを担当した松澤泰志准教授は「非常に多くの寄付をいただくことができた。クラウドファンディングは終了したが、熊本の医療を改革する本当のチャレンジが始まり、期待に応えられるよう精一杯努力したい」と話している。
_くまもと経済 業界NAVI_:2024年4月30日発行 No.515

関連記事

powered by weblio



「くまもと経済」は昭和46年の創刊以来、『熊本』に密着した独自の特集記事や企業ニュース、人物 インタビューなど、毎号200以上の企業・団体の発展的な経済情報を掲載。業界や特定企業の動向を知る情報源として、また、事業展開のための情報・資料として、熊本のビジネスシーンで広く活用されています。

定価:1,931円/年間購読:19,500円

購読のお申込みはこちらから