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車両配送効率化システムを共同開発し実証実験開始・・・・ネッツトヨタ熊本

 ネッツトヨタ熊本梶i熊本市東区新南部6丁目、井上雄一朗社長)は3月、物流DX化システム構築・コンサルなどの潟Vマント(東京都、和田怜社長)と共同開発中の車両配送効率化システムの実証実験を開始した。
 ドライバーの時間外労働が制限される「物流の24年問題」に備え、自動車配送管理のDX化を図るもの。ネッツトヨタ熊本はこれまで、電話やファックス、紙の帳票などの配送情報をもとに配送計画表を手書きで作成していたが、管理を手書きや紙ではなくデジタル化し、配送計画をアルゴリズムで自動作成する。また、基本的に行きの便のみの配送計画だったが、帰りの便でも回収車輸送計画を組み込むことで空積の大幅な削減に取り組んだ。
 実証実験では、開発中のシステムの一部機能を用い、1日に約13往復で約40台の車両を配送する配車計画の作成時間を、従来の約1時間から約10秒にまで大幅に短縮させた。今後も実証実験を重ね、アルゴリズムの精度向上とシステムの改善を図り、将来的には県内の自動車ディーラー、さらに全国の自動車ディーラーに利用を働きかける計画。
 同社は「系列を超えた車両の共同配送を可能にすることで国内の車両配送の大幅効率化と温室効果ガスの削減につなげたい。系列・地域の垣根を超えた車両配送のプラットフォームを目指していく」と話している。

熊本城復旧支援で熊本市に100万円寄付

 また、同社は4月4日、熊本城復旧支援金として熊本市(大西一史市長)に100万円を寄付した。
 当日は井上社長が熊本市役所を訪れ、大西市長に寄付金目録を贈呈した。熊本地震の発生以降に義援金や支援金として同社が熊本市に寄付した総額は今回を含めて600万円。
 井上社長は「熊本地震で被災した熊本城の復旧には時間がかかるが、今後も支援を続けていきたい」と話している。
_くまもと経済 業界NAVI_:2024年5月30日発行 No.516

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