トップ 経済ニュース
経済ニュースEconomic News
熊本に特化した転職支援サービス、求人情報 | リージョナルキャリア熊本

国内初の土を主原料とした3Dプリンターハウス完成・・・・Lib Work

 注文住宅設計、施工の鰍kib Work(山鹿市鍋田、瀬口力社長)は1月、同市鹿央町の山内小学校跡をリノベーションした第2本社オフィス「リブワークラボ」敷地内で、国内初の土やもみ殻などを原料とした3Dプリンターハウスを完成させた。
 同モデルハウスは、木造金物工法を活用しており、円形で平屋建て、広さは約15u。外壁の模様は自由にデザイン可能で今回は斜め格子のデザインを採用した。工期は約3週間。
 同社は「住まいを再定義する」というコンセプトのもと、家づくりのDX(デジタルトランスフォーメーション)化に向け研究開発を進める中で、建築設計世界大手のARUP(アラップ、英国)の日本法人などと提携、建設用3Dプリンターを活用した人の手では表現できないデザイン性の高い住宅を実現している。工期の短縮や大工をはじめとする職人の高齢化や人材不足など、業界の課題解決にもつなげる狙い。また土を主原料としたことで、従来の建築に比べて二酸化炭素の排出量を大幅に削減しているほか、土は最終的に自然に返すことができるため、「持続可能な循環型社会の構築にも貢献できる」(同社)という。同社は年内にも通常の住宅と同等の広さのモデルハウス(約100u)を建設する計画。現在、研究開発を進めており、来年の一般発売を目指す。
 瀬口社長は「将来的には火星での3Dプリンターハウス建築を目指したプロジェクトを始動させたいと考えている。火星の土を主原料とすることで、持続可能性と効率性を追求した未来の宇宙開発の一翼を担いたい」と話した。
_くまもと経済 業界NAVI_:2024年5月30日発行 No.516

関連記事

powered by weblio



「くまもと経済」は昭和46年の創刊以来、『熊本』に密着した独自の特集記事や企業ニュース、人物 インタビューなど、毎号200以上の企業・団体の発展的な経済情報を掲載。業界や特定企業の動向を知る情報源として、また、事業展開のための情報・資料として、熊本のビジネスシーンで広く活用されています。

定価:1,931円/年間購読:19,500円

購読のお申込みはこちらから