本館隣接地に３階建て新病棟完成・・・・東病院

　(医)社団東陽会 東病院（熊本市南区出仲間５丁目、東謙二理事長）が同地の本館隣接地に建設していた３階建ての新病棟が完成し、２月１日から運用を始めた。
　４人部屋など多床室が中心の本館にある６３床のうち１９床を新病棟に移し、病院全体で２人部屋や個室など小部屋を中心とした病床体制に移行、感染症対策といった患者のニーズや救急患者のスムーズな受け入れに対応する。総事業費は６億円。新病棟は３階建てで、延べ床面積は８７１�u。１階は１０台が収容できるピロティ式の駐車場、２階に２人部屋６室と個室１部屋、３階に個室６部屋を設ける。２階と３階に新設したナースステーションは県内の医療機関では初というらせん階段でつなぎ、看護師が昇降しやすい導線を作った。新病棟に病床を移した後、本館の空きスペースには職員の休憩室、会議や各種セミナーなどで活用するカンファレンスルームを設ける。
　１月２０日に同院で開いた落成式では東理事長が「感染対策や災害対策として個室を増やし、これまで以上に地域医療へ貢献していきたい」とあいさつした。
　東病院は１９６５（昭和４０）年開院。本館に介護老人保健施設と居宅介護支援事業所を併設している。法人全体のスタッフは２２０人。