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貨物専用大型機B777が熊本空港に初就航・・・・全日本空輸

 全日本空輸梶i東京都港区、井上慎一社長)は3月29日、熊本空港に貨物専用大型機ボーイング777型フレイターをはじめて運航した。
 初の熊本空港への運航の目的は、空港ハンドリング、電子通関システム、荷主企業の輸送プロセスなど、一連の流れを確認するためのもの。ボーイング777型フレイターは、ANAが2機保有し、2019年7月から運航している大型の貨物専用機。搭載重量は約100トン。ANAグループの航空貨物会社晦NA Cargoは昨年10月から熊本空港で通関手続きをスムーズにする「輸出入・港湾関連情報処理システム(NACCS)」の運用を始めている。成田空港を使い、同社が持つ国際貨物ネットワークで台湾だけでなく欧米などとの輸出入を促進する。TSMCの熊本進出を機に周辺の関連企業を含めた半導体関連製品の国際航空貨物需要の拡大が見込まれているため貨物需要の取り込みを図る。また、同社では衝撃リスクに配慮した精密機器のための輸送サービス「PRIO SENSITIVE」を提供しており、貨物専用大型機でしか輸送することのできない半導体製造装置などの輸送需要に対応していくという。
 今回の運航は、半導体関連の国際輸送需要を見据え、熊本県が昨年10月に策定した「新大空港構想」に掲げる「空港機能の強化」に資する取り組みの一つで、同社では貨物専用大型機の定期便化を目指している。
_くまもと経済 業界NAVI_:2024年6月28日発行 No.517

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