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企業に望むことは「十分な指導・教育」・・・・熊本商工会議所

 今年の新入社員の70・3%が「十分な指導・教育」を企業に望んでいることが分かった。前年から6ポイント増加。統計を取り始めた1995年以降、最も高くなった。
 熊本商工会議所が合同入社式・研修会の参加者らを対象に今年4月に行った「新入社員意識調査」で470人が回答した(いずれも複数回答)。次いで「適正な労働時間・休暇の確保」が54・1%。「福利厚生の充実」は前年から20・5ポイント上回り49・4%だった。男女別では大学卒の男性が24・1ポイント、高校卒の女性が25・1ポイント上昇した。
 また企業選びで重視したことは「企業イメージ・雰囲気」が63・5%と最も高かった。2位は「安定性」の52・6%となり、「業種・事業内容」と順位を入れ替わった。男女別は「安定性」で男性が前年比12・8ポイント増の45・4%、女性が同6・2ポイント増の39・0%だった。
 勤務するにあたり不安なことは「自分の能力・スキル」が74・4%と昨年に続きトップ。次いで「会社での人間関係」が61・3%、「ビジネスマナー・常識」が55・6%となった。「配属・勤務先」は前年から10・1ポイント上回り24・6%。特に大学卒の男性が32・3%となり前年から16・9ポイント上昇。女性も同9・4ポイント上回り30・2%だった。
 県内企業に就職した理由については「熊本で働きたい」が63・7%、次いで「地元に貢献したい」が37・6%。3番目の「志望企業である」は前年から3ポイント上昇し、28・2%だった。
 仕事を行う上で重視することは「やりがい」が46・8%。次いで「成長」が24・8%、「収入」が20・9%だった。男女別で「成長」を重視しているのは男性が女性を16・0ポイント上回る33・0%。一方、「やりがい」を重視しているのは女性が男性を17・3ポイント上回り55・2%だった。
 入社後の自分の将来については「管理職に就きたい」が30・3%、「出産や育児を機に働き方を検討する」が25・0%、「役員になりたい」が18・4%。男女別トップは男性が「管理職に就きたい」(39・6%)、女性が「出産や育児を機に働き方を検討する」(42・7%)だった。
 生活で重視することは「プライベート」が「仕事」を8・6ポイント上回る54・3%となり、8年連続で同じ傾向が続いた。

理想の上司は内村光良

 また、「理想の上司を有名人に例えると」の設問に対しては内村光良(昨年5位)がトップで、以下水ト麻美、明石家さんま、大谷翔平と続いた。男女別は男性が内村光良、明石家さんま、イチローの順で、女性は水ト麻美、内村光良、明石家さんまの順。
_くまもと経済 業界NAVI_:2024年8月30日発行 No.519

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