４月〜６月期の景気指数は２・５・・・・九州財務局

　財務省九州財務局の調べによると、熊本県の２０２４年４月〜６月期の景気判断指数（ＢＳＩ）は前期（１月〜３月）比９・８ポイント増の２・５で、２期ぶりの上昇超だった。
　ＢＳＩは前期と比較した「上昇」・「下降」・「不変」・「不明」などの変化方向別の回答社数構成比から先行きの経済動向を予測する方法。資本金または基金１千万円以上の法人（電気・ガス・水道、金融業、保険業は１億円以上）を対象に調査を実施。回答企業数は１２２社（回収率９５・３％）。
　業種別に見ると製造業が同１３・９ポイント増の２・５で７期ぶりの上昇超。食料品製造業の売上増加や価格転嫁、情報通信機械器具製造業の半導体生産が上向いていることが影響した。非製造業が同８・１ポイント増の２・４で２期ぶりの上昇超。宿泊業・飲食サービス業、運輸郵便業の団体客の利用、インバウンドなどによる売上増が影響した。
　規模別に見ると大企業が同７・５ポイント増の３・７、中堅企業は同２２・１ポイント増の１０・７、中小企業は同５ポイント増のマイナス１・５だった。
　全産業の先行きは７月〜９月が７・４。１０月〜１２月が１２・３となる見通し。