売上高１４億６００万円で前期比８２・６％増・・・・バンズ

　建築・土木工事、不動産売買・賃貸借を手掛ける�潟oンズ（熊本市東区健軍２丁目、宮�ｱ聖二郎社長）の２０２４年３月期決算は、売上高が前期比８２・６％増の１４億６００万円、経常利益は同９６・６％増の１億２６００万円で増収増益だった。増収は３期連続、増益は２期連続。
　同市南区江越と益城町の賃貸マンションや大津町のガレージ付き賃貸テナントアパートなどの大型物件を受注したほか、コンビニエンスストアも１０件を施工するなど、完成工事高が９５・４％増加し業績をけん引。２０年に新規参入したコインランドリー事業（３店舗運営）では、熊本市東区新外４丁目の「フトン巻きのジロー」熊本新外店を同区戸島西４丁目に熊本戸島西店として新築移転。洗濯機材の移設などのため１カ月半休業したものの、知名度の浸透などにより既存店でのリピート客の増加や新規顧客の獲得などで約４８００万円を売り上げ、３期連続で売上増を確保した。高森町の太陽光発電所（出力３１８キロワット）と鳥取県米子市の太陽光発電所（出力５５６キロワット）の２拠点を核とした発電・売電事業収入は、太陽光発電出力抑制が影響し売上高約２２００万円と微減だった。
　今年４月、熊本市における同社の格付けがＢランクからＡランクに格上げされ、受注できる工事の幅が拡大した。今期は、熊本市中央区国府２丁目のこども園や大津町の皮膚科医院を新築するなど工事受注が好調に推移。２５年３月期の売上高は１８〜２０億円を予想している。
　宮�ｱ社長は「社員を３人増員し、創業１１年で初めて売上高が１０億円を突破した。お客さまに深謝するとともに、社員の努力にも感謝している。小さな仕事も大事にし、多くのお客さまに支持していただけるよう尽力したい」と話している。
　同社は１３年４月に設立し創業。１９年２月、建設業許可を一般建設業から特定建設業に変更し、２０年２月資本金を２２００万円から２５００万円に増資した。従業員はパートを含め１８人。