石原１丁目の日本コネクト本社屋に九州営業所・・・・デルタ電子

　台湾にグループ本社を持ち、電子部品など手がけるデルタ電子�梶i東京都港区、華健豪社長）は６月、�鞄�本コネクト（熊本市東区石原１丁目、勝目真仁社長）の本社屋内に九州営業所を立ち上げた。
　日本コネクトは鉄筋コンクリートのガス圧接や電気通信工事などを手掛けている。これまでデルタ電子とは九州地域における同社の製品メンテナンスなどを担当し関係を構築してきた。デルタ電子が台湾大手半導体メーカーの日本法人第一工場建設にてバックアップ電源（ＵＰＳ設備）や一部のセキュリティ関係の工事に携わり新規案件も着手する予定であることから、人材確保と九州での拠点設置が急務となったため今回戦略的パートナーとして協力することを決めた。また日本コネクトの電気通信工事事業はデルタ電子が引き継ぐ。黒木前社長もデルタ電子子会社の取締役に就任するとともに、希望する従業員の移籍も実施したという。九州営業所は現在同半導体工場関連の業務を中心に、従業員２６人が在籍。九州地域のビジネス拡大を狙い、リクルートも積極的に行うという。
　華社長は「日本政府が掲げるカーボンニュートラル社会へ貢献する企業を目指しており、九州においても当社の様々なソリューションを提案し地域脱炭素化への一役を担いたいと考えている。地元企業とも協力し、日台双方の認知度向上と事業発展のため注力したい」と話している。
　同グループ全体の２０２３年度売り上げは全世界で約１２９億ドル（日本円で約１兆９千億円）。日本市場はその約１割だという。