家族信託に関する相談窓口サービスを開始・・・・明和不動産管理

　ミリーヴグループの�竃ｾ和不動産管理（熊本市中央区辛島町、川口圭介社長）は８月１日、同社に物件管理を委託するオーナー向けに家族信託に関する相談窓口サービスを開始した。
　同サービスは、�鰍k＆Ｆ（千葉県千葉市美浜区、森久純社長）が運営する「家族信託の相談窓口」と提携し開設するもの。同窓口は全国ネットワークで運営しており、会員不動産会社と登録専門家（司法書士などの法律専門家）が家族信託の組成からアフターフォローまでワンストップで対応する。初回の相談は全国一律無料。宅地建物取引業免許を持つ�竃ｾ和不動産管理が窓口となり、不動産経営に関する悩みや将来に対する要望などを聞いた上で、家族信託の案内を行う。また個別の具体的な相談や信託契約書の作成、信託財産（不動産）に係る登記等の手配は登録専門家が行う。
　家族信託は、主に親子間などで信託契約を締結して行う財産管理の仕組み。仮に委託者である親が認知症等で意思能力を欠いても、信託契約を締結した受託者である子どもが自らの権限と判断で信託された財産の管理・処分を行えるため、資産凍結リスクを回避できるなど不動産所有者の資産凍結対策として有効性が高いという。
　同社は「相談窓口を開設することで、不動産経営におけるリスクを回避する役割を担い、不動産所有者の財産管理や後継者への資産承継を支援できる体制を構築していく。今後も時代やニーズに合わせたスキームを導入し、不動産所有者の賃貸経営をトータルサポートしていきたい」と話している。
　同社は２００５年１１月設立、資本金は４千万円。熊本・鹿児島・福岡で２万５千戸超の賃貸物件の管理を行っている。