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6月の有効求人倍率は1・22倍・・・・熊本労働局

 熊本労働局が7月30日に発表した24年6月の県内有効求人倍率(季節調整値)は前月から0・01ポイント上昇し、1・22倍だった。上昇は3カ月ぶり。
 有効求人数(同)は前月比0・1%増の3万5176人となり、5カ月ぶりに増加。有効求職者数(同)は前月から0・6%減少した2万8750人となり、2カ月ぶりに減少した。正社員の有効求人倍率(原数値)は前年から0・06ポイント下回り、1・03倍だった。新規求人倍率(同)は前年同月比0・07ポイント下回る2・28倍。
 新規求人数(同)は同9・8%減少し、1万1995人だった。そのうち、一般フルタイム求人は同8・2%減の7777人、一般パートタイム求人は同12・6%減の4218人だった。
 また、新規求人状況を主要産業別に見ると、建設業と製造業が前年から増加。製造業の中で2番目に求人が多い「生産用機械器具製造業」は前年から48・3%増加した。今後の需要増を見据えた半導体関連や自動車部品製造の事業者が求人の動きを見せたほか、新規事業所の設立に伴う求人があり、「食料品製造業」や半導体製造を含む「電子部品・デバイス・電子回路製造業」などの減少をカバーした。
 一方、運輸業・郵便業、卸売業・小売業、宿泊業・飲食サービス業、医療・福祉、サービス業(他に分類されないもの)は減少。宿泊業・飲食サービス業は夏の行楽シーズンに向けて例年6月にしていた求人をインバウンドに対応するため前倒しし、その影響を受けて前年から22・2%減少した。また卸売業・小売業は前年から18・0%減少。昨年の県内出店や支店拡張に伴う大量求人、新型コロナの5類移行後に利用客が急増したことに伴う求人増などの反動を受け、求人が減少した。
 新規求職申込件数(同)は前年から7・4%下回り5254人。そのうち、一般フルタイムは同8・6%減の3206人、一般パートタイムは同5・3%減の2048人だった。また、常用求職者(パートを含む)を在職者・離職者・無業者の様態別にみると、在職者は前年同月比0・9%減の1376人、離職者は同9・9%減の3232人、無業者は同5・0増の501人。離職者のうち事業主都合離職者は2・0%増の759人、自己都合離職者は同12・9%減の2303人、前職自営などは22・4%減の52人となった。新規常用求職者(パートを含む)全体では同6・3%減の5109人となった。
_くまもと経済 業界NAVI_:2024年11月29日発行 No.522

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