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九州中央支店を増築しバナナ加工室を5基追加
 藤本物産 1日約5千ケース出荷体制に

青果物卸や直営販売などの鞄。本物産(熊本市田崎町、藤本健介社長)はこのほど、佐賀県鳥栖市の九州中央支店の「セントラルロジスティクスセンター」に新たに5基のバナナ室を導入した。
同支店は昨年8月に鳥栖ジャンクション南側の工業団地「グリーン・ロジスティクス・パーク鳥栖」内に開設したもの。鉄骨造り一部2階建て、延べ床面積約2500uに1基あたり1728ケース加工できるバナナ室10基を備えていたが、新たに建物の西側約660uを増築し5基を導入した。
藤本社長は「温度や湿度を機械制御する最新鋭の室。当社ではあえてゆっくりと熟成させることで、他社にはないおいしいバナナを提供している。1日に約5千ケース出荷可能な体制になり、九州でも最大規模の施設になった」と話した。
また、同社は熊本大同青果、熊青西九州青果と共同で「熊本城本丸御殿バナナ」を企画。売り上げの一部を城復元整備費に寄付するもので、10月24日から販売を開始している。 (横山)
週刊経済:2009年11月3日発行 No.1547

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