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カット野菜の製造事業に参入・・・・ハウディ

 業務用食品卸のハウディ(熊本市南区流通団地1丁目、富永哲生社長)は2月、カット野菜の製造事業に参入した。
 同社の主要取引先の一社で農産物生産、卸の旧F本有機農産(熊本市東区戸島町、村川九州男社長)から同事業を譲り受けたもの。ハウディは県内の一部でカット野菜を販売しているが、今回の事業譲受で北部九州を中心に有する同社の営業基盤を生かし、販路拡大を狙う。同事業は持ち株会社であるハウディホールディングス鰍フグループ子会社潟xジアークス(社長=上村弘士ハウディ常務)が譲り受けた。熊本有機農産のカット野菜事業を担っていたパート・アルバイト含めた社員25人とカット野菜工場も引き継いだ。同工場では県内から仕入れた野菜を洗浄・カットし、パック詰め後、総菜やサラダ用として県内の学校・産業給食や病院・介護施設、外食・中食向けに卸している。今後はハウディが県内外で展開している食品卸とセット販売で販路を広げていくほか、肉や魚とのキット商品化も計画しているという。カット野菜事業の初年度年商は譲受前の1億3千万円に対し2億円を目指す。
 上村社長は「まずは熊本でカット野菜の販売実績を作り、県外の営業拠点へ広げていきたい」と話している。
 ハウディは1961年設立。鳥栖・福岡・北九州の3支店とグループ子会社のハウディ大分食品鰍持つ。社員は283人、年商は191億円。ベジアークスは昨年4月設立、資本金は2千万円。カット野菜の製造販売ほか、農産品販売などを手掛けている。
_くまもと経済 業界NAVI_:2023年5月30日発行 No.504

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