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売上高は前期比55%増の41億700万円・・・・明和不動産

 明和不動産(熊本市中央区辛島町、川口英之介社長)の2021年12月期決算は、売上高が前期比55%増の41億700万円、経常利益が同39%減の1億1800万円で増収減益となった。
 売上高の内訳は住宅の売買や賃貸住宅の企画・販売を含めた売買仲介事業部門が28億6千万円となり、前期実績から倍増した。昨年完成した辛島町のオフィスビル「LAMONTE1」の分譲販売による収入増や、中古住宅の買取・リフォーム・再販事業を展開する「ガラリト」での成約件数の増加などが売上高増加に寄与した。
 また、アパマンショップを展開する賃貸仲介事業部門の売上高は、8億9600万円。期中に「アパマンショップ熊本駅店」、「明和不動産谷山駅前店」(鹿児島市上福元町)、「アパマンショップ熊本嘉島店」の3店舗を新規開設したことで、賃貸仲介件数の増加につながった。全社合計での賃貸仲介件数は年間で1万件を突破し、九州内の地場企業ではトップに躍り出た。その他、自社所有物件の家賃収入が3億4800万円。残りはその他の売上となる。
 一方、経常利益は新規出店に伴う経費増や空室対策費の増加などで減収となった。従業員数は2022年4月現在138人。
 川口英之介社長は「売買事業は大型開発物件の完成などで売上高が大幅増となった。また、賃貸仲介は出店効果もあり売上に寄与する事ができた。今期は売上高目標を29億5千万円、経常利益を1億1100万円に設定している。社内では電子署名サービス(ドキュサイン)を活用した電子化をさらに進め、業務の効率化を図るとともに生産性の向上に繋げていきたい。また、菊陽町へのTSMC進出による住宅需要の高まりに伴い、菊陽エリアに新規出店を計画している。菊陽を中心とした大津、合志、菊池方面における不動産の取り扱いを増やしていきたい」と話している。

嘉島町に新タイプの2階建て賃貸アパートを建設

 明和不動産(熊本市中央区辛島町、川口英之介社長)が、嘉島町に建設していた新タイプの木造2階建て賃貸アパートが3月中旬に完成した。
 場所は嘉島町鯰の熊本回生会病院北側。名称は「ラ・ポルテ嘉島」。敷地面積は317u(95・9坪)、延べ床面積は312u。建物は木造2階建てのアパート。間取りは全戸1LDK(約34uから約35u)で総戸数は8戸。家賃は5万6千円から5万7千円、共益費は3千円。駐車場は、敷地内に普通車7台と軽自動車1台の計8台が収容可能となっている。
 同アパートは、居室の天井と壁に「洗えるクロス」を施したことで、入退去時の原状回復工事で頻度が高いクロスの張り替えを低減できるのが最大の特徴となっている。具体的にはクロスに付いたタバコのヤニや手あか、落書きなどの汚れを、水や市販の洗剤を使用して拭き取るだけで簡単に落とすことができるという。
 同社では「クロスの張り替え頻度を低減することで、オーナーさまの物件維持にかかる経費の削減につながる。さらに、クロスの張り替え時に発生していた廃材ゴミも削減でき、SDGsの観点でも重要な取り組みと言える。今後もランニングコストを抑え、地球環境にも配慮した建築プランを積極的に企画していく」と話している。
_くまもと経済 業界NAVI_:2022年7月30日発行 No.494

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