海外向け「黒毛和牛専用ギフトボックス」を製作・・・・ＪＡ熊本経済連

　ＪＡ熊本経済連（熊本市中央区南千反畑町、丁 道夫代表理事会長）は、海外向け「くまもと黒毛和牛専用ギフトボックス」を製作し香港の業者に送付、ギフトシーズンに合わせた活用を図っている。
　コロナ禍で家庭内需要が伸びている香港では、ＥＣサイトでの販売も拡大しており、くまモンを活用したデザインで他県との差別化を図りながら、「くまもと黒毛和牛」の認知度向上を狙う。制作したギフトボックスは、熊本県産農畜産物の輸出先第一位である香港の業者・日牛食品有限公司に送付。春節（旧正月）の贈答シーズンに合わせたギフトボックスとして使用された。ギフトボックスは６人から８人用（１５００g）と同（１３５０g）用の２種類がある。
　同経済連では「今後は、同ギフトボックスを台湾やシンガポールなどのＥＣサイト業者へ推進するとともに、小さいサイズも作製し、ギフトアイテム以外の対応も検討する」と話している。
　２０２０年度１２月末現在での熊本県産牛肉の輸出実績は、輸出量が対前年同期比３・３５倍の約２２１トン、輸出額は同３・１倍の約１３億円。香港への輸出量は全体の約３割を占める約６５トンとなっている。