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取扱高は前期比5・7%増の1759億9千万円・・・・JA熊本経済連

 JA熊本経済連(熊本市中央区南千反畑町、丁道夫代表理事会長)の2022年3月期決算は、取扱高が前期比5・7%増の1759億9370万円、経常利益は7・4%増の9億1333万円となり増収増益となった。
 取扱高の内訳で販売事業でコメが東日本産低価格米の流入に加え、コロナ禍で外食産業需要が低迷したことにより取扱高が減少したが、果実、肉牛、樹芸花卉(かき)などの取扱高は増加した。その結果、実績では前期比0・3%減の1027億7985万円となった。構成比の高い順では野菜が3・4%減の533億2976万円、果実が1・2%増の202億3133万円、コメが0・8%減の63億4157万円だった。前期を上回ったのは主力品では果実のほか麦が87・1%増の17億7286万円、樹芸花卉が16・1%増の35億5192万円、肉牛が5・6%増の85億9765万円などだった。減少はコメのほか園芸直販が3・5%減の47億8754万円などだった。
 購買事業は施設において、計画外物件の受注や原油・原料価格高騰により、配合飼料、生産資材、肥料、石油、ガスの取扱高が増加し、前期比15・9%増の651億5540万円となった。構成比の高い順では石油が38・5%増の145億9853万円、施設が85・1%増の95億7865万円と大幅に増加。飼料も16・4%増の88億5834万円だった。ほか前期比で増加したのはガスが10・5%増の18億2040万円、生産資材が4・5%増の20億8205万円、農業機械が3・3%増の59億6810万円、肥料が3・0%増の55億9590万円などだった。逆に園芸資材、農薬、食品などは減少した。
 加工事業は肉直販において、海外輸出向け取扱頭数の増加、相場上昇により取扱高が増加し、前期比15・1%増の80億185万円となった。肉直販は20・0%増の61億8325万円、グリーンセンターくまもとが0・3%増の12億9190万円、加工茶が2・2%増の4億9千万円だった。
 一方、経常利益は、価格高騰対策の実施による計画外支出をしたものの、堅調な取扱高の進捗による粗利益の増加、イベントの規模縮小開催や事業活動の制限に伴う旅費・会議費などが減少。また、外部出資先からの計画外配当金を受け入れたため前期比7・4%増の9億1333万円となった。
_くまもと経済 業界NAVI_:2022年9月30日発行 No.496

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