JA熊本経済連" /> JA熊本経済連 / くまもと経済" />
トップ 経済ニュース
経済ニュースEconomic News
熊本に特化した転職支援サービス、求人情報 | リージョナルキャリア熊本

宇城市松橋町のミニトマト選果機が本格稼働・・・・JA熊本経済連

 JA熊本経済連(熊本市中央区南千反畑町、丁道夫代表理事会長)は、国の「令和元年度強い農業づくり支援事業」を活用し、総事業費3億8423万円をかけて宇城市松橋町の第二園芸集送センター内の「ミニトマト選果機施設整備工事」を完了、9月14日から稼働を開始した。
 選果機の老朽化、慢性的な人手不足の課題解消を目的に選果効率の向上を図るもの。場所は宇城市西下郷の町民グラウンド南側、JA熊本うきのカントリーエレベーター隣接地。敷地面積は1万3428u、施設は鉄骨造り一部3階建てで、延べ床面積は9177u。1階は荷受場、原料製品置場、2階は選果場、3階は資材置き場となっている。
 今回は2階のミニトマト選果機2台のうち、1台を最新選果機に更新した。新選果機(2系列8条)は糖度センサー付きで、選果能力はフル稼働でミニトマトを1日平均6千ケース(1ケース3s)処理できる。既存選果機(1系列5条)と比較して2倍強アップした。1条は1時間あたりミニトマト3万6千個の処理能力がある。同施設でのミニトマトの年間取扱量は約3千トンとなっている。施設完成で省力化が見込めるだけでなく、外観品質センサーの選果精度の向上で、より一層、消費者への安全・安心の商品を提供することができるという。
 同集送センター内には、ミニトマトのほかメロン、ナス、キュウリ、レイシなどの選果機も設置している総合選果場。従業員は常勤職員が3人のほか常時平均60人のパート・アルバイトを雇用、ピーク時には約120人体制で業務を行っている。
 同経済連は県内に2月に再編整備を行った第一園芸集送センター(熊本市北区植木町味取と山鹿市鹿央町広)と第二園芸集送センター(宇城市)を所有。第一園芸集送センターでは主に県北地域のメロン、柿などの果実をはじめ、ナスやピーマンなどを取り扱っている。
 同経済連園芸販売課では「今回の施設整備により、労働力不足の解消と県産ミニトマトの販売力強化を図りたい。また、青果物輸送事業者等と連携を図りながら、県南地域の総合選果場、物流基地の拠点にしていきたい」と話している。
_くまもと経済 業界NAVI_:2020年12月28日発行 No.475

関連記事

powered by weblio



「くまもと経済」は昭和46年の創刊以来、『熊本』に密着した独自の特集記事や企業ニュース、人物 インタビューなど、毎号200以上の企業・団体の発展的な経済情報を掲載。業界や特定企業の動向を知る情報源として、また、事業展開のための情報・資料として、熊本のビジネスシーンで広く活用されています。

定価:1,931円/年間購読:19,500円

購読のお申込みはこちらから