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沖縄県でフロンガス再生事業を開始・・・・熊本酸素子会社のくまさん沖縄

 褐F本酸素(熊本市北区下硯川町、白瀬嗣久社長)の100%出資子会社・鰍ュまさん沖縄(沖縄県浦添市、同社長)は、9月から沖縄県内でフロンガス再生事業を始めた。フロンガス再生事業を行うのは同県内初。
 フロンガスは冷蔵庫・冷凍庫や空調機の冷媒として使われているが、現在多く使用されているものは温室効果ガスとして段階的に規制が強化されて輸入と製造が減っていることから、再生フロンのニーズが高まっており、沖縄県内にフロンガス再生事業者がいないことから今年3月に会社を設立して準備を進めていたもの。9月5日付で環境省と経済産業省からフロンガス再生事業者として認可され、正式に事業を開始した。同社では回収されたフロンガスの分析を行い、合格したものを再生装置を使って不純物を取り除き、再度分析を行い合格したものをパッケージに詰めて商品名「うちなーフロン」として製品化。連携する同県内の卸売企業を通して販売する。社員は2人。初年度売上目標は2千万円を見込んでいる。
 白瀬社長は「今後、フロンガスの段階的規制が進めば再生フロンの需要が高まるとの予測から、事業としても成り立ち、沖縄地域にも貢献できるのではないかと考えた。フロンガスの再生は不純物の除去や混合比の調整など特殊な技術が必要で、全国で沖縄県だけが空白地帯だった。沖縄県内の事業者に再生処理依頼のフロンガスを集めてもらい、当社が再生したフロンガスを販売していく流れを作ることができれば、地元の業者とも協業でき、ともに地球温暖化防止の一翼を担えるのではないか」と話している。
_くまもと経済 業界NAVI_:2024年12月28日発行 No.523

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