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初代所長に東芝の元首席技監の柏木正弘氏
 熊本産業技術センター 工業技術センターなど統合

熊本県の工業技術センター、食品加工研究所、計量検定所の3機関を統合した熊本県産業技術センターが4月2日、熊本市東町に開所した。所長には県研究機関で初の民間出身者・柏木正弘氏が就任した。
県では「産業支援体制の整備・強化に係る基本構想」を昨年、策定、今年4月1日付で3組織を統合、工業技術センターと食品加工研究所が立地する同市東町3丁目の敷地内に新館を建設するもの。今年度中に設計から建設に着手、2010年の完成を予定している。
初代所長に就任した柏木正弘氏は、東京都出身、66歳。横浜市在住。東京大学工学部治金学科卒。1963年に東芝入社、超LSI研究所研究第二部長、技術者トップの首席技監などを務め、96年に退職。その後も半導体製造装置で世界最大手のアプライドマテリアルズジャパンの技師長、慶応大学の訪問研究員、東京大学大学院の非常勤講師などを務めてきた。2001年からは、くまもとテクノ産業財団の上席客員研究員も務めており、熊本とのつながりもあった。柏木所長は「熊本の産業技術のポテンシャルを上げることはもとより、売れるものづくりが重要。他の機関などと連携し力を結集しながらやっていきたい」としている。 (安田)

週刊経済:2007年4月10日発行 No.1421

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